今はなき旧工場
会社のはじめは福神漬けの工場でした。福神漬けに欠かせなかった醤油を作り始めたのが最初でいつの間にやら醤油が本業になっておりました。
そうした中、戦後、大豆等の原料不足の中、造られたのが現在の名前で「混合」しょうゆという、小麦を発酵させたものにアミノ酸液を加えて作られたものでした。現在の主流の製法とは異なるもので(現在の主流は「本醸造」しょうゆです)今では店頭ではあまり見られませんが、昔懐かしい「中華そば」や強火で長時間調理する、煮物や中華料理には欠かせないもので、弊社では現在も製造しております。この醤油を隠し味に使うと非常に醤油感のある味に仕上がります。
昭和40年代に入ると、消費者の方(主に主婦の方々)より、「添加物を使わない醤油を作ってほしい」との声が多数寄せられ、現在でも弊社の出荷bPを誇る、化学調味料・合成保存料・合成着色料を一切使わない、うすくちしょうの「かおり」が登場しました。発売当時はこのようなタイプはなく、世間に浸透するのに大変な時間と労力がかかりましたが、「安心で安全なもの」という目標のもと、会社一丸となり製造・販売し、今に至っております。
また、同時期に「かおり」を使っためんつゆを作ってはどうか?との声が寄せられ、鰹節を自社で抽出して作ったつゆの素の「いずみ」と言う商品も登場しました。弊社独自の抽出方法で作られたこのつゆは自然な風合いと味で、現在ではご家庭から業務店まで幅広く御使用いただいております。
うすくちしょうゆ「かおり」が次第にお客様に受け入れられていくうちに、料亭・割烹でも使いたいと言う声が寄せられ、新たに追加で作られたのが、こいくちしょうゆの「みどり」・「純みどり」と言う製品です。
「みどり」は数々の品評会で賞をいただくほどの製品となり、「純みどり」は「かおり」と同じく、化学調味料・合成保存料・合成着色料を使わない製品でしたので、いろいろな生協さんに向けての加工製品の原料に現在使われております。
また、昭和60年台に入ると、高血圧等の理由で塩分を気にする方が増えてきました。世間全ての食品が塩分を減らす方向に向かっている中、弊社でも、うす塩しょうゆの「すみれ」が登場しました。
塩分が14%と低い分、口当たりがよくマイルドさを感じられるので、弊社内の社員の人気は一番となっております。
(弊社のお昼の食堂で使われているのは、この「すみれ」です。)
この頃になると、お客様の嗜好も多種多様になり、おしょうゆの味にも変化が見られ、今までの味に鰹の風味をプラスした、いわるゆ「しょうゆ加工品」の人気が高まってきました。いままでの弊社の味を生かしながら、鰹の風味と旨味・甘味をプラスしたのが、「あまくちむらさき」・「極上むらさき」の2品です。
「一度使うと、普通のしょうゆでは物足りなくなる」との声もありがたいことに多数いただいております。
新潟県では、現在でも長年にわたる減反政策がとられています。非常にそれは残念なことでもあるのですが、耕地を大豆に転作される方も多く。新潟県産の大豆の収量も順調に増えてまいりました。それを背景に新潟産の原料でと作り始めたのが、「かおり丸大豆しょうゆ」の初めでした。今でこそ、地産地消がいわれておりますが、その10年ほど前から弊社では取り組みを始めておりました。「新潟県産大豆」のこだわりで、料亭からご家庭、学校給食までの幅広いお客様の層が増えており、現在でも御問い合わせが多数寄せられております。
また、この「かおり丸大豆」シリーズでは、こんぶの風味を併せた、「かおり丸大豆昆布しょうゆ」新潟県産の鮭の魚醤と鰹の風味を生かした「かおり旨味しょうゆ」もラインナップされております。
最近での一番人気としては、「こだわり」をキーワードにした「こだわりのぽんず(ゆず)」・「国産すだちとレモンのぽんず」がございます。
「ぽんず」は関西以西でのイメージが強いのですが、新潟の冷涼な風土で作られるすっきりとして深みのある「しょうゆ」は柑橘類との相性は最高で、今までになかった良さがあり、「ぽんずフリーク」の方には絶賛の御評価をいただき、特に冬場の鍋物シーズンでは当社の出荷が間に合わなくなるほどとなっております。ぜひお試しください。
弊社では現在、以上のような製品を日々お客様の声をうかがいながら、安心で安全な商品作りを心がけております。ここに紹介した他にも、オリジナルなもの、業務用各種製造しておりますので、御気軽に御問い合わせいただければ幸いに存じます。
また、贈答用にギフトセット・丸大豆シリーズのお試し版「越後彩色(いろいろ)セット」等もございますので、お試しいただければと思います。
これからも弊社および弊社製品を宜しくお願い申し上げます。
皆様に愛されて 100年が経ちました。
創業より今日まで常に品質を追い求めて
最初は漬物屋さんからのスタートでした(主に福神漬け)。お醤油屋としての歴史はそんなに古くはないけど、製法・味にこだわり続けていきます。
現在 当社では、信頼できる技術者たちにより、食の信頼を損なわぬよう、日夜努力しております。
輸入による、食のグローバル化もいいんですが、やっぱり日本の伝統文化も大切にしたいものですね。
会社名 | 菱山六醤油株式会社 |
住所 | 〒950-3102 新潟県新潟市北区島見町3268番地7 |
電話番号 | 025(278)6688 |
FAX番号 | 025(278)6655 |
電子メール | kaori@hishiyama6.co.jp |
URL | https://www.hishiyama6.co.jp |
大正2年2月 | 五十嵐漬物工場として設立 |
昭和16年8月 | 五十嵐醤油工場と改称 |
昭和30年4月 | 資本金5000千円で菱山六醤油株式会社に法人に改組 |
昭和39年 | 業務用たれ類(焼き鳥・焼肉他)製造に着手 |
昭和40年 | 保存料、添加物を使わない「かおり」の製造に着手 |
昭和50年 | 第3回全国醤油品評会において、うすくち部門で食糧庁長官賞を受賞 |
昭和56年 | 第8回全国醤油品評会において、こいくち部門で農林水産大臣賞を受賞 醤油・らーめんスープのフィルム加工機器導入 |
平成2年 | 資本金10,000千円に増資 |
平成8年 | 第23回全国醤油品評会において、うすくち部門で農林水産大臣賞を受賞、こいくち部門で食糧庁長官賞を受賞。ダブル受賞は品評会史上初の快挙となりました。 |
平成11年 | 弊社工場長 渡邉忠男が「現代の名工」労働大臣賞を受賞 |
平成14年 | 弊社工場長 渡邉忠男 「黄綬褒章」受章 |
平成15年 | 第30回全国醤油品評会において、うすくち部門で食糧庁長官賞を受賞 |
平成21年 | 新潟駅高架化の関係で新潟市中央区沼垂地区より新潟市北区島見町に移転 |
令和元年 | 令和元年度 全国醤油品評会において、こいくち部門で農林水産大臣賞を受賞 |
住所 | 〒950-3102 新潟県新潟市北区島見町3268番地7 |
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定休日 | 土・日・祝日 |
お問合せ | 電話番号: 025(278)6688(平日 9:00〜16:00) FAX番号: 025(278)6655 電子メール: kaori@hishiyama6.co.jp |
ご注文は、お電話・FAX・電子メールにて、お受けいたします。
※新潟県内への発送は、
・1ℓPETなら6本以上
・1.8ℓ瓶なら4本以上で
送料は当社が負担いたします。
(※離島は除かせていただきます。)